先祖をたずねて

当家の家系図調査の記録を綴っていきます。当家は明治維新まで修験道の家系でしたが、家系図が残されておらず、詳細が不明なため、系図調査をして家系図を作成しようと思い立ちブログをはじめました。調査手法や調査結果などを発信していこうと思います。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

先祖の足跡を訪ね、聖護院門跡へ

本家の墓碑に、「江戸末期15世藤原賢樹枝京都葛城山へ入峰修行」と彫られ、その際に師より現在の姓を授かり、名乗ったと書かれていました。 この「京都葛城山」がどこなのかというと、奈良県にある葛城山を指します。そして、「京都」というのは京都市左京区聖…

無記銘墓の主は誰なのか

『旧墓地調査報告書』にあった無記銘の墓石。 これが何なのか考えてみました。 関根達人さん(弘前大学教授)の『墓石が語る江戸時代 大名・庶民の墓事情』(吉川弘文館、2018)によると、「銘文が刻まれていないものには、本来墨で戒名や没年月日が書かれていた…

墓地調査報告書を読む②法印戒名

前回の続きです。 見慣れない文字の正体が上頭文字だったとわかったのも束の間、八之允と覚左ェ門が存命だった時期に、修験者であった先祖も存命していたことが判明しました。 さて、1700年代の当主は誰だったのか、謎が深まったところで前回は終わりました…

墓地調査報告書を読む①上頭文字編

以前、系図調査をしているという話を祖父にしたところ、「旧墓地調査報告書」なる古びた冊子を出してきてくれました。 どうやら、平成4年に地元の郷土史家の方に依頼し、本家の墓石の調査をしてもらったそうです。 私が生まれる前にそんなに面白そうなことがあ…

今までの調査で判明したことと今後の課題

先祖調査をはじめて今年で6年目になります。 今現在で判明していること及び今後の課題を整理してみました。 これまでの調査については下記の手法を用いました。 ①祖父からの聞き取り ②本家の現当主からの聞き取り ③墓石(本家) ④郷土史 我が家の場合は、①祖父…